契約をベースにした交渉術

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営業さんをやっているとお客さまやBPさまとお互いの主張で張り合ってしまうことはないでしょうか。
そんな時、ここは捨ててここは勝とう、とか駆け引きをしてしまったりすることも多いと思いますが、自分に有利な結果となったとしてもあまり気分が良い物でもないですよね。
そんなとき、何を拠り所とすれば良いか考えてみました。

最も優先されるべきは契約

もし交渉先の相手と何かしらの契約を締結している場合は徹底的にその内容を読み込みましょう。
契約は場合によっては法律より優先される可能性があるくらい重要な約束事です。
最初は何が書いてあるんだかさっぱりちんぷんかんぷんだと思いますが、そのうち少しずつ納得感が増していくはずです。
分からない事は検索出来る時代ですから調べながら読み進めましょう。
もし今問題になっていることが契約上に記されている場合それを根拠に会話をすると良いでしょう。
同じ『自分の言っていることが正しい』という場合でも説得力に格段の違いがあります。

法律もお勉強しましょう

さらに面倒臭いテーマですが、法律も頭に入れておく必要があります。
特に二重派遣の禁止、準委任契約の契約方法などはきちんと法律で決まっているのでそれを犯さないようにしないといけません。
パートナー会社さんが「営業0.1人月、技術者0.9人月で準委任契約しましょう」と言ってきても同意してはいけませんよ!
その他、基本契約を締結している時に瑕疵の考え方などでぶつかる場合もあるかもしれません。
逆にそれは法律より基本契約の内容が優先される事項です。
何故そうなのか、という点をしっかり抑えて説明しましょう。

会社毎にちょっとずつ違う『コンプライアンス』

次に来るのが会社社内でルール付けされている『コンプライアンス』です。
これも当然ルールになっているくらいですから大事な事です。
ただ、これが原因で他社と問題が発生してしまっては本末転倒です。
気を付けたいのは会社として「出来れば守って欲しいルール」なのか「法を遵守するために守るべき事」なのかどちらと考えているかを把握しておく必要があります。
そういうときは上記の法律のお勉強が役に立つはずです。

おわりに

色々書いてきましたが大切なのは「根拠をもって交渉する」という事です。
困ったときには正しいことに立ち戻ってみてください。
きっと拠り所が見えてくると思います。
自分が正しいと主張するときには何故正しいのかが説明出来ると相手も納得しやすくなるのではないでしょうか。
一番お伝えしたいのは相手に勝つことを目的にしないでほしいと言うことです。
お相手は一緒にお仕事をしていくパートナーです。
駆け引きして有利に立ってもそういうやり方は相手に伝わります。
信頼という一番大切なものを得るために、根気よく正しいことを目指してください。

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