技術者にマッチした提案をしよう【スキル領域】

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案件に要員を提案する場合、単純に「Javaが書ける」「PHPが書ける」と書ける言語だけで提案していないでしょうか。
技術者さんの『腕』はそれだけではありません。
営業さんは技術者さんが最大限に活躍出来る案件を用意してあげたいですよね。
では今回は開発系の技術領域について考えてみましょう。

マネジメントが得意な要員

経験年数が長くチームメンバーを管理したり顧客折衝などが出来る人はマネジメント層への提案が有効です。
ただ、気を付けなければならないのは『PM出来ます!』というのはちょっと早いです。
マネジメントって言うと工数の見積もりやアサインの権限を持ったことがあったり、金額の管理をしたことがあるレベルなので、経歴と照らし合わせて判断するようにしましょう。

設計ができる要員

中堅どころのSEのイメージですね。
最初は詳細設計、ついで基本設計を経験し要件定義までやれれば『上流工程の経験あり』と言えると思います。
ここで意識したいのは『業務要件の設計』と『アプリケーション設計』で方向性が少し変わってくることです。
技術者の方にどんな内容を経験してきたかは確認する必要があります。

アプリケーション基盤を設計できる要員

要件定義やマネジメントなどの上流工程以外にもスペシャリストと呼ばれる人たちがいます。
その一つがアプリケーション基盤の設計が出来る人たちです。
Javaで言うと共通化、抽象化、標準化が出来る人を言います。
プロジェクトには基本設計フェーズあたりから参画して基盤設計を進める必要があります。
この部分がどれだけ出来ているかでその後の生産性や品質が大きく左右されます。
初心者や若手の人たちを誘導できるような基盤設計が出来る人は本当に貴重ですね。
ちなみにアプリケーション基盤、という言葉を使うとミドルウエア基盤と混同してしまうことがありますが、あくまでアプリケーション上の話しになります。
フレームワークの上のレイヤー、というイメージです。

プログラミングのプロフェッショナルももちろんあり

もちろんプログラミングのプロフェッショナルというスペシャリストも存在します。
市場ではあまり高い評価を受けない場合もありますが、生産性の高いプログラマーさんはとても貴重な戦力です。
ただ、要件定義フェーズの案件に提案してもマッチはしませんが、詳細設計以降のフェーズで真価を発揮します。
また、炎上案件の火消しでアサインされるととても助かる存在になります。
ちょっと提案が難しいところもありますが、狙いを絞って提案するのが良いでしょう。

おわりに

今回は開発系の分野に絞って考えてみましたが、インフラなどの分野ですとまた変わってくると思いますので同じように得意分野を把握した上で提案するのが良いと思います。
エンジニア経験がない営業さんだと難しい部分もあると思いますが、こういった提案が出来るとお客さまにも技術者さんにも喜んで貰えると思うので頑張りましょう。

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