エンジニアが退職…その時考えること

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IT企業を経営していれば必ず起きるイベントが社員(エンジニア)の退職です。
理由は様々な事を告げられると思います。
そんな時、会社としては何を考えればいいのでしょうか。
辞めると言っている人を引き留めるのは難しいので今後のためにどんなことを振り返ればよいか考えてみましょう。

なぜ辞めてしまうのか

退職する人とお話をすると様々な理由を告げられると思います。
同業他社に転職する人、異業種へ転職する人、家に入る人もいれば実家に帰って家業を継ぐ人も中にはいらっしゃるかもしれません。
本気で話してくれている人もいるかもしれませんが、中には事を荒立たせないために当たり障りのない事を言っている人もいると思います。
というかほとんどがそうですw
はっきり言えば会社に不満があるのは間違いないでしょう。
なぜなら、仕事も好きで、会社も好きで給与も満足であれば、休職なりどうにか続ける事を相談されるはずです。
辞めると言うことはそこまでして続けるとは思ってもらえなかったと認識しましょう。

悪くない、と思いたい

当たり障りのない理由を説明されると、トップとしてはそれを信じたくなりますよね。
『会社が悪いから辞めていくんだ』とわざわざマイナスに変換したくない心理はわかります。
しかし、現実としてトップが気に入らない、上司が気に入らない、会社が気に入らないという理由で辞めていく人は大変多く、しかもその人たちが辞める理由にそれを正直に言ってくれることは皆無です。
おそらくですが、経営者の方々は自分の会社が好きですからどうしても良い方に考えてしまうのだと思います。
本当はトップが気に入らないから退職する、というケースで、当たり障りのない退職理由を信じる経営者が多いのはきっと無関係ではないと思います。

振り返る勇気が必要

当たり障りのない理由はとりあえずおいていて、本当はなぜ辞めてしまったのかを考えてみましょう。
辞めていくエンジニアは本当はどんな仕事がしたかったのでしょう、どれだけの給与がほしかったのでしょうか。
さらに人間関係は良好だったのでしょうか。ハラスメント的な事はなかったでしょうか。
もし、どの項目かでわからなかった事があったら、おそらくそれが原因です。
きちんと社員の事を理解せず『それをそのままにしてきた』から辞めてもいいやと思うようになったのでしょう。
どの項目も把握できたのであれば、会社とのギャップは理解できると思います。

おわりに

IT企業にとって人は財産です。
『人は石垣、人は城、人は堀』と武田信玄は言っていましたが、まさに人で成り立っていると考える必要があります。
社員にとって退職は人生の大きな決断です。
せっかくそんな重要な経験をしたのですから会社の今後に役立てるよう、しっかりと振り返りをしてみてくださいね。

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