基本契約の締結ってどんな事するの?

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無事に提案が通りお相手が初めて契約のお客様だと基本契約というものを締結する必要があります。
基本的にパートナー様にはそこまでやらないと思いますが、登記簿謄本や決算資料などは頂くことになると思います。
これは会社によって手順が決まっていると思いますので、それに沿って頂きたいのですが、どんなことをやっているのかは把握しておきましょう。

会社情報の取得

まずはお付き合いする会社がどんな会社なのか把握する必要があります。
ただ、探偵さんを雇って調べる訳にもいかないので、会社情報を取り扱っている会社から入手します。
有名なところでは帝国データバンクでしょう。
会社によっては総務や法務などに依頼して取得する事になると思われます。
また、帝国データバンクなどに登録されていない会社もありますのでその場合はある程度聞き取りや過去数年分の決算資料を頂戴する必要があるかもしれません。
このタイミングで反社会的勢力チェック(略して反社チェック)も必要です。
上場していないお客様では事務所などを下見して確認する事もあります。

与信限度額設定

取得した情報から、こちらのお客様とはいくらまでの取引をして良いか、という金額を設定するのが「与信限度額」と呼ばれる金額です。
例えば年間売上が1億の会社から10億の仕事を貰う、というのは…不安になりますよね。
ですから総合的に考えていくらの仕事までなら請けて良いよ、というところを社内の法務など専門家や責任者にお伺いを立てて決めて貰います。
もし、今回受注した仕事がこの限度額を超えてしまう場合は調整が必要になります。
また、この限度額というのは1ヶ月の売上とは異なるので気をつけましょう。
例えば今月の仕事の入金が翌月末の場合、2ヶ月目は1ヶ月目と2ヶ月目の売上が売り掛けとなり、1ヶ月の売り上げの倍の金額が必要になることになります。
契約が半年契約とかになると毎月検収であったとしても7~8ヶ月分の売上金額が与信となりますので注意しましょう。

業務委託基本契約書

それがOKになれば、基本契約を締結する事になります。
SES契約ですと『業務委託基本契約書』というものを締結します。
基本的には発注する側(お客様)に基本契約のひな形があるか確認してください。
そちらを入手出来たら自社の法務に確認して貰いましょう。
これを「リーガルチェック」と呼びます。
ちょっと格好良いので使ってみましょうw
OKがでたら2部製本して双方社判を押印して1部ずつ保管します。
これでようやく個別契約(注文、注文請書)のやりとりが出来るようになります。
ちなみに派遣契約の場合は『労働者派遣基本契約書』となります。

おわりに

以上が基本契約締結までの流れです。
なかなか分からない言葉などがあり大変だと思いますが、慣れてくればスムーズに進められるようになると思います。
お客様と契約にすいて交渉するのは営業さんの大事なお仕事ですからきちんと理解しておきたいですね。
わからない事などあればコメントやDMなど頂けますと幸いです。

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